
初の病院での導入事例です。温冷配膳車用に蓋とセットで採用頂きました。
兵庫県明石市
特定医療法人 明仁会
明舞中央病院
理事長 元原 利浩 様(中央)
事務長 川田 昇 様(左)
管理栄養士 北山 貴美子 様(右)
温冷配膳車運用の中で感じていた課題と、新たな選択肢との出会い
当院では、設立当初から温冷配膳車を導入し、入院患者様へのお食事を提供してきました。温かいものは温かく、冷たいものは冷たいまま提供できる点は大きなメリットであり、長年活用してきた設備です。
一方で、温冷配膳車を使用する以上、メラミン食器に蓋をして提供するスタイルが基本となり、どうしても“病院食らしい”見た目になってしまうという課題も感じていました。味には自信があるものの、見た目の印象で少しもったいなさを感じる場面もあったのが正直なところです。
そんな中でご紹介いただいたのが、「温冷配膳車でも使える磁器食器」のレンタルサービスでした。これまでの運用を大きく変えることなく、見た目の印象を改善できる点に大きな魅力を感じ、導入を検討するきっかけとなりました。
“美味しさ”を見た目からも。食事を通じた満足度と信頼関係の向上へ
当院では、「しっかりと口から食事を摂っていただくことが回復につながる」という考えのもと、クックサーブ方式にこだわってお食事を提供しています。出汁も用途に応じて使い分けるなど、味の面ではこれまでも工夫を重ねてきました。その結果、味については患者様からご好評をいただくことも多くあります。
しかしその一方で、「見た目」まで含めてより“美味しそう”と感じていただけるお食事を提供できれば、食事の時間そのものの満足度がさらに高まるのではないか、という想いもありました。今回のサービスを知った際には、味だけでなく視覚的な面からも食事の質を高めることで、より安心して入院生活を送っていただける環境づくりにつながるのではないかと感じました。
また、こうした取り組みを通じて、入院患者様と病院とのつながりがより深まり、「この病院なら安心できる」と感じていただける関係づくりにもつながっていくのではないかと期待しています。
さらに、当院はご高齢の患者様も多いため、ご家庭に近い雰囲気の食器でお食事をしていただくことが、気持ちの面でも前向きな変化をもたらし、食事の時間をより楽しんでいただくことにつながるのではないかと考えています。
←全食器をテーブルコーデでコーディネート。色鮮やかで家庭のような雰囲気。
〈献立〉
魚の蒲焼&かぼちゃといんげんの付け合わせ
白米
けんちん汁
梅干し
白菜のかつお和え
綺麗な器で盛り付けを楽しめるので、スタッフのモチベーションに繋がります
2年前、当院では厨房業務の直営化をきっかけに、労働環境の見直しを行いました。もともと食事の味には自信があったものの、メラミン食器での盛り付けでは、どこか気持ちが上がりきらないというのが正直なところでした。
「食器が変われば、厨房で働くスタッフの気持ちも変わるのではないか」——そんな想いが、今回の導入のきっかけです。
実際に導入してみると、見た目の美しさから「美味しそう」「食器が綺麗でいいね」といったお声を患者様からいただくようになりました。その声が職員にも伝わり、日々の仕事へのモチベーション向上にもつながっています。
また、従来のいわゆる“給食らしい”盛り付けではなく、ご家庭に近い温かみのある盛り付けができるようになり、これまでのお食事も、食器との相乗効果でさらに質の高いものになったと感じています。
導入にあたって大きな葛藤はなく、職員の理解もスムーズに得ることができました。日頃から丁寧に扱われていることもあり、割れや欠けによる不足の心配はほとんど感じていません。加えて、20%の予備があることで、安心して運用できている点も大きなメリットだと感じています。

←お食事は温冷配膳車を使って配膳。全ての食器を磁器食器にすると、配膳時に割れ欠けのリスクが高まるため、メラミン食器を混ぜてお使いいただいています。

←提供時には蓋とラップを外して配膳される。
「食器が綺麗でいいね」変化に気づいたお声を頂きます
今回のサービスはパッケージ化されており、1名あたりの年間コストが明確に算出できるため、費用感が把握しやすい点も大きな魅力でした。導入の判断がしやすいという意味でも、運用面で安心感があります。
まだ導入から日が浅く、ご家族からの声はこれからではありますが、実際に食事をされた患者様からは「食器が綺麗でいいね」といったお声をいただいており、見た目の変化による効果を実感しています。
また、人手不足やコスト面から完調品を導入する施設が増えている中で、クックサーブで提供している点は、当院ならではの強みであり、他院との差別化にもつながっていると感じています。
これからも、「口から栄養を摂っていただきたい」という想いを大切にしながら、患者様に寄り添った食事の提供を通じて、地域の皆様により信頼される病院づくりを目指してまいります。
←過去に提供したお食事を記録している。
食事へのこだわりとして、朝一番に煮干しやかつおで出汁をとったり、料理によって出汁を使い分けたりしているそう。
【編集後記】今回、取材時に検食のお食事を皆さんと一緒に頂きました。蓋を開けた途端、思わず、「わぁ美味しそう」という声が響きました。お出汁もきいていてとても美味しかったです。ご馳走様でした。
取材協力/明舞中央病院様
「地域に寄り添い、信頼される医療を目指して」
兵庫県明石市・松ヶ丘にある特定医療法人明仁会 明舞中央病院。
189床(うち一般病床は139床、療養病床は50床)、透析センター35床を抱える病院です。
患者様への愛情と責任を大切に、地域の中核病院として先進医療と安心できる環境づくりに取り組む病院です。職員の成長と働きがいも重視し、地域に信頼される存在を目指しています。
関連施設には社会福祉法人明和会 スプリングテラス明舞(特別養護老人ホーム、ショートステイ、デイサービス、ケアプランセンター、訪問介護ステーション)があり、医療にとどまらず高齢者福祉の面でも地域に寄り添い、日々の暮らしを支えています。
日々の食事やスタッフの様子はInstagram(@meimai_central_hospital)で発信中です!
公式サイトはこちら
←大きな窓からは明石海峡大橋が見える絶景のデイルーム。
←今回取材を受けて頂いた理事長(中央)、事務長(左)、栄養科長(右)。

